文章の「意圖的な訛り」について

Discussion of new guidelines for uploaded sentence validation - Common Voice - Mozilla Discourse

Are ya gonna hit ‘em?
[Slang and unconventional terms are OK]

かういつた「短縮形」やスラングは可能なんですね。では、“訛り”をそのまま書くのはどうなんでせう?

一人一人異なつた「話し方」があるやうに、もしそれを文章にするなら、文章にだつて異なる「書き方」がある筈です。


例へば、日本には「あそこ」を「あつこ」と言ふ人がゐます。私が聞いたのはゲームのプレイ動畫で、投稿者は關西出身の人です。初めて聞きましたが、「あそこ」の事を言つてゐるんだな、といふのはすぐに判りました。でも、文章だつたら「誤字」だと思つてゐたかも知れません

日本語には所謂“標準語”があります。私は關東出身で、方言の影響は特に受けてゐません。自分ではそのつもりです。これも、他の人が私の話し方を「聞いて」みないと、判らない事です。

私は、偏つた日本語を書いてゐるかも知れない。さう思ふと、漠然と不安になるのです(もう何百とCollectorに追加してしまつたわけですから)。


英語に關してのやり取りを見ました。英語には英語の、廣く浸透してゐるが故の課題があると思ひました。

ある人にとつての「身近な」話し方(書き方)が、ある人にとつては「間違つた」話し方になる。

これは仕方の無い事かも知れません。その「違ひ」こそが、言語の樂しみでもあります。


知らずに書いてしまふのは仕方無いとして、“訛り”を意圖的に文章に入れるのは良いのでせうか?

そして、文章の“訛り”は、拒否rejectされるべきなのでせうか?


あー、unconventional termsには訛りが含まれますか?

もしこれを受附けるとしたなら、馴染みが無い人にまで訛りを喋らせる事になりませんか?(それはそれで記錄しておく、といふのも勿論ありだと思ひます。)

さうですね、廣範に亘つて人々の「喋り方」を集めるなら、訛りのある文章は充分に適當だし、「聲」と同じくらゐ重要な「資產」です。普段、訛りを筆記しようなんて人はゐませんからね。結局のところ、Common Voice書かれたものしか喋らせてくれません!